従来にない格好いい色合いながら注意も必要な「勝色」モデルのVAIO - VAIO Z、VAIO S13(VAIO株式会社)

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VAIO株式会社から、「勝色」と名付けられた本体色の「VAIO Z勝色 | 特別仕様」と、ヒンジの金属部分を「勝色」にした「VAIO S13 | 勝色オーナメント仕様」が発売されました。既に「勝色」が使われたVAIO Zが存在しますが、ダイヤモンドカットで作られた天板のVAIOロゴ部分のみと、狭い範囲に限定されていました。

「VAIO Z勝色 | 特別仕様」は、天板やパームレストに、「勝色」が使われています。こちらの「勝色」は、明るめの紺色でかっこいいのですが、極端に鮮やかとか明るいとかはなく、普通な印象です。通常モデルと同様に、つや消しで、キラキラした粒子などは入っていません。最近の製品の類似の色に、Let’s noteの「サンダーブルー」がありますが、これよりは明るい感じです。また、通常モデルとの違いは、天板のVAIOロゴにもあり、通常モデルではダイヤモンドカットにより輝いているのに対して、天板やパームレストと同じ色で塗られており、輝いている感じがありません。「勝色」の名が入っているモデルながらも、天板のVAIOロゴが、通常モデルの「勝色」を選択したVAIOロゴとは異なるというのは注意が必要です。「VAIO S13 | 勝色オーナメント仕様」は、基本的には黒モデルとシルバーモデルがあるのは通常モデルと同じですが、後ろ側にある金属部分が「勝色」に着色されています。

ノートPCでは、しばしばマウスが欲しくなることがありますが、現時点ではVAIO株式会社からマウスは発売されてはいません。普通モデルのVAIO Zは、定番の黒とシルバーなので、色合わせを考慮してもマウス選びは簡単ですが、「VAIO Z勝色 | 特別仕様」は単純な青ではないため、丁寧な選定が必要です。ここでは、「VAIO Z勝色 | 特別仕様」の色に合うマウスをご紹介します。色合いが、おそらく最も近いマウスと言えるのが、サンワサプライのMA-WBL26NVです。次に、近いと思われるのは、エレコムのM-XGM10BBBUあたりでしょう。単純に青いマウスを選んでも微妙なずれで不格好にも見えたりもするので、色を合わせるならこのあたりが良いでしょう。「勝色」で合わせないなら、キーなどに使われている黒で選ぶと良いですが、黒いマウスはいくらでもあるので、好みのものを選ぶと良いでしょう。

VAIO株式会社から同時期に登場した「勝色」とうい色名ですが、モデルによって異なっています。一般的には、例えば、パナソニックのLet’s noteシリーズの「サンダーブルー」なら、どのモデルでも色が一致しているように、特別な色名を使用した場合は、ある特定の色を正確に示す場合が多いので、VAIO株式会社の「勝色」には注意が必要です。VAIO株式会社から「勝色」の製品が出た場合は、「VAIO株式会社のテーマカラーによるデザイン」と思うのが良いのでしょう。

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Let’s note XZのカラーデザイン

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Let’s note XZ「カシスブルー」に似た色の周辺機器

新登場したLet’s note XZのカラーデザインを見ていきましょう。基本的には、Let’s noteの伝統をほぼ完全に踏襲しています。こちらでデザインのシミュレーションができます。ベースとなるボディカラーはLet’s note定番の「ジェットブラック」(黒)と「シルバーダイヤモンド」(シルバー)の2色となっています。従来と変わることなく、「ジェットブラック」は全てが黒、「シルバーダイヤモンド」は基本はシルバーでキーボードなどのプラスチック部分がライトグレー、画面の縁が黒となっています。「ジェットブラック」だと本体全体を一色そろえられるのも従来通りです。どちらも、どこでも使える手堅い色合いです。

カラー天板とホイールパッドは、プレミアムカラー1色「ライジングレッド」(赤)(Let’s note XZ「ライジングレッド」)と、ベーシックカラー3色「ジェットブラック」(黒)、「シルバーダイヤモンド」(シルバー)、「カシスブルー」(紺)(図「Let’s note XZ「カシスブルー」」)の4色となっています。「カシスブルー」だけはLet’s noteシリーズ全体でも新しい色となっており、RZシリーズなどの「サンダーブルー」より紫っぽい色となっています。「ライジングレッド」は従来通り朱色っぽい赤となっています。

Let's note XZ「ライジングレッド」
Let’s note XZ「ライジングレッド」
Let's note XZ「カシスブルー」
Let’s note XZ「カシスブルー」

脱着式という新たな機構が、従来のLet’s noteにはないデザインを作り出しています。ボディーカラーのキーボード側と、カラー天板の画面側の境界線が天板にあるため、閉じている状態で真上から見ると、ボディカラーとカラー天板のツートンカラーになります(図「閉じたLet’s note XZ6の上面」)。これは、従来のLet’s noteとは印象が異なります。さらに、カラー天板の色は画面側の側面を完全におおっています。さらに、従来と違って、黒く見えるカメラが中央上部に付いているため、全体の色数がさらに増えています。また、「Panasonic」の文字は、「シルバーダイヤモンド」だけが黒、それ以外は白っぽい色となっています。

閉じたLet's note XZ6の上面
閉じたLet’s note XZ6の上面

Let’s noteのホイールパッドは、通常のノートPCのトラックパッドに相当しますが、円形をしています。一つ前に登場したSZシリーズ同様、カラーバリエーションが存在し、タッチセンサーの周りにあるクリックボタンを含むリング部分がカラーバリエーションの対象です。「ジェットブラック」は同名のボディカラーより少し明るいダークグレー、「シルバーダイヤモンド」は同名のボディカラーより暗いグレー、「ライジングレッド」は赤となっており、「カシスブルー」は紺となっています。また、タッチセンサーとリング部分の境界には、ダイヤモンドカットをしたような金属光沢が持たせてあります。組み合わせを豊富にしてくれるのは嬉しいところですが、黒一色ににこだわりたい場合には残念かも知れません。

組み合わせは、本体が「ジェットブラック」の場合、他の場所は「シルバーダイヤモンド」が選べず、逆に、本体が「ジェットブラック」の場合、他の場所は「シルバーダイヤモンド」が選べません。そのため、ボディカラーが「シルバーダイヤモンド」時に、カラー天板3色×ボディカラー3色 = 9通り、ボディカラーが「ジェットブラック」のときも同様に9通りで、合計18通りのカラーバリエーションから選べます。100通りを越えたRZ6シリーズなどと比べるとかなり絞られてはいますが、他社の一般的な製品と比べれば圧倒的と言えるでしょう。

細部を見ていくと、RZが5から6になるときに採用された黒いプラスチック部分のVGAインタフェースが採用されています(図「閉じたLet’s note XZ6の右側面」)。USBに関しては、今回も3.0を示す青いプラスチックが使われています。インタフェースのプラスチック部分までこだわるなら、VAIO Zのように今時3.0じゃないUSBなどないだろうという割り切りで、USB3.0の青いプラスチックを廃しても良いように思いますが、基本に忠実な感のあるLet’s noteではそうはいかないのでしょう。

閉じたLet's note XZ6の右側面
閉じたLet’s note XZ6の右側面

XZのカラーデザインを細かく見ていきました。使用されている色自体はほぼ従来通りですが、脱着機構や背面カメラ、側面まで回り込んだカラー天板など、これまでのLet’s noteの印象を変える要素の多い新モデルと言えるでしょう。

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