大阪の地下鉄である大阪メトロの田辺駅は、規模の小さな地味な駅です。もちろん、大阪メトロの駅の大半は、乗り換え駅でもなく、近くに重要な施設があるわけでもありません。ただ、普通の駅でも、利便性と防災のためと思われますが、改札エリアが2つ以上あることは珍しくなく、改札エリアが1つだけだったとしても地上への通路が2つ以上あるのが普通です。
ところが、この田辺駅は、改札エリアも地上への通路も1つだけという非常に小規模な駅となっています。この見所のなさそうな田辺駅ですが、意外にもホーム以外の壁は華やかな色合と味わいのある質感をしています。
まず、田辺駅に到着するとこのような景色が見えます。大阪メトロの古くからある駅らしい普通のデザインです。
唯一の階段に向かいます。突然、エメラルドグリーンのタイルが現れます。
上ってからふりかえります。
近くでよく見てみます。
エメラルドグリーンと茶色が複雑に入り交じっています。地下鉄の駅にタイルが使われることは大阪メトロに限らず珍しくないのですが、これほど美しいタイルはなかなかありません。谷町線田辺駅の近くにご用の方はついでにご覧ください。