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新登場したLet’s note XZのカラーデザインを見ていきましょう。基本的には、Let’s noteの伝統をほぼ完全に踏襲しています。こちらでデザインのシミュレーションができます。ベースとなるボディカラーはLet’s note定番の「ジェットブラック」(黒)と「シルバーダイヤモンド」(シルバー)の2色となっています。従来と変わることなく、「ジェットブラック」は全てが黒、「シルバーダイヤモンド」は基本はシルバーでキーボードなどのプラスチック部分がライトグレー、画面の縁が黒となっています。「ジェットブラック」だと本体全体を一色そろえられるのも従来通りです。どちらも、どこでも使える手堅い色合いです。
カラー天板とホイールパッドは、プレミアムカラー1色「ライジングレッド」(赤)(Let’s note XZ「ライジングレッド」)と、ベーシックカラー3色「ジェットブラック」(黒)、「シルバーダイヤモンド」(シルバー)、「カシスブルー」(紺)(図「Let’s note XZ「カシスブルー」」)の4色となっています。「カシスブルー」だけはLet’s noteシリーズ全体でも新しい色となっており、RZシリーズなどの「サンダーブルー」より紫っぽい色となっています。「ライジングレッド」は従来通り朱色っぽい赤となっています。
脱着式という新たな機構が、従来のLet’s noteにはないデザインを作り出しています。ボディーカラーのキーボード側と、カラー天板の画面側の境界線が天板にあるため、閉じている状態で真上から見ると、ボディカラーとカラー天板のツートンカラーになります(図「閉じたLet’s note XZ6の上面」)。これは、従来のLet’s noteとは印象が異なります。さらに、カラー天板の色は画面側の側面を完全におおっています。さらに、従来と違って、黒く見えるカメラが中央上部に付いているため、全体の色数がさらに増えています。また、「Panasonic」の文字は、「シルバーダイヤモンド」だけが黒、それ以外は白っぽい色となっています。
Let’s noteのホイールパッドは、通常のノートPCのトラックパッドに相当しますが、円形をしています。一つ前に登場したSZシリーズ同様、カラーバリエーションが存在し、タッチセンサーの周りにあるクリックボタンを含むリング部分がカラーバリエーションの対象です。「ジェットブラック」は同名のボディカラーより少し明るいダークグレー、「シルバーダイヤモンド」は同名のボディカラーより暗いグレー、「ライジングレッド」は赤となっており、「カシスブルー」は紺となっています。また、タッチセンサーとリング部分の境界には、ダイヤモンドカットをしたような金属光沢が持たせてあります。組み合わせを豊富にしてくれるのは嬉しいところですが、黒一色ににこだわりたい場合には残念かも知れません。
組み合わせは、本体が「ジェットブラック」の場合、他の場所は「シルバーダイヤモンド」が選べず、逆に、本体が「ジェットブラック」の場合、他の場所は「シルバーダイヤモンド」が選べません。そのため、ボディカラーが「シルバーダイヤモンド」時に、カラー天板3色×ボディカラー3色 = 9通り、ボディカラーが「ジェットブラック」のときも同様に9通りで、合計18通りのカラーバリエーションから選べます。100通りを越えたRZ6シリーズなどと比べるとかなり絞られてはいますが、他社の一般的な製品と比べれば圧倒的と言えるでしょう。
細部を見ていくと、RZが5から6になるときに採用された黒いプラスチック部分のVGAインタフェースが採用されています(図「閉じたLet’s note XZ6の右側面」)。USBに関しては、今回も3.0を示す青いプラスチックが使われています。インタフェースのプラスチック部分までこだわるなら、VAIO Zのように今時3.0じゃないUSBなどないだろうという割り切りで、USB3.0の青いプラスチックを廃しても良いように思いますが、基本に忠実な感のあるLet’s noteではそうはいかないのでしょう。
XZのカラーデザインを細かく見ていきました。使用されている色自体はほぼ従来通りですが、脱着機構や背面カメラ、側面まで回り込んだカラー天板など、これまでのLet’s noteの印象を変える要素の多い新モデルと言えるでしょう。