風紋デザインを取り入れたポータブルハードディスク - HDPH-UTシリーズ(I-O DATA)

アイオーデータ機器 外付けポータブルハードディスク(HDD) HDPH-UT1NV(ミレニアム群青) [USB3.0・1TB] カクうす Lite (HDPHUT1NV)

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近年、風紋を思わせる凹凸のあるデザインが、商業施設や公共施設のインテリアとして広がりつつあるようです。実際には、図「東京の駅の風紋デザイン」のようなものですが、波型の凹凸がライトアップによって強調される場合が多いようです。本物の風紋は規則的な形状と不規則な形状が組み合わさっていますが(図「鳥取砂丘の風紋」)、風紋デザインのインテリアは、やはり工業製品なので、完全に周期的な波型の凹凸となっています。この風紋デザインがモバイルハードディスクにもやって来ています。製品分野やサイズが全く異なるにもかかわらず、デザインの流行が波及していく興味深い例ではないでしょうか。

東京の駅の風紋デザイン
東京の駅の風紋デザイン
鳥取砂丘の風紋
鳥取砂丘の風紋

アイ・オー・データ機器のHDPH-UTシリーズは、モバイルハードディスクでは一般的な板状の直方体をしていますが、側面が風紋デザインとなっています(図「HDPH-UT「ブラック」」、図「HDPH-UT「ミレニアム群青」」、図「HDPH-UT「ホワイト」」)。風紋デザインは側面のみである上に、インテリアと異なりライトアップされるわけではないので、あまり目立ちませんが、退屈になりがちなモバイルハードディスクの形状にうまく変化を付けています。使われている面積も少なく、緩やかな曲線なので、悪目立ちせず上品で柔らかな印象です。さらに細かいスケールで見ると、全面がザラザラの見えるつや消しとなっており、まさに砂浜の風紋となっています。

HDPH-UT「ブラック」
HDPH-UT「ブラック」
HDPH-UT「ミレニアム群青」
HDPH-UT「ミレニアム群青」
HDPH-UT「ホワイト」
HDPH-UT「ホワイト」

形状を細かく見ると、側面までふたが覆うタイプの箱型、例えるなら弁当箱型といった形状です。ふたの部分に、風紋デザインやカラーバリエーションが施されていますが、斜め上からでもふたで覆えない部分が少し見えています。また、記憶容量により厚さが異なり、500GBと1TBの製品で15mm(図「HDPH-UT「ブラック」」、図「HDPH-UT「ホワイト」」)、2TB以上の製品で20mm(HDPH-UT「ミレニアム群青」)となっています。

カラーバリエーションは、「ブラック」(黒)、「ホワイト」(白)に加えて、IOデータのテーマカラーとも言える「ミレニアム群青」の3色と、シックな色合いのみとなっています。「ブラック」も「ホワイト」も名前の通りの色合いとなっています。また、どのカラーバリエーションにも500GB、1TB、2TBの製品があるのですが、3TB、4TBの製品は「ブラック」のみとなっています。

細かくカラーデザインを見た場合に注意点となるのは、底面はどのカラーバリエーションも黒となっていることです。ふたで覆えない部分があるため、「ブラック」以外が消極的なツートンカラーとなっています。「ブラック」では単色となります。「ミレニアム群青」では紺と黒の違いが目立たないため、斜め上から見てもほとんど気になりませんが、裏返した場合はもちろん黒が見えます。「ホワイト」では斜め上から見ても黒が目立ってしまいます(図「HDPH-UT「ホワイト」」)。このあたりはメーカーも気にしているのか、商品写真に裏側がありません。(なお、商品写真のページには高解像度の商品写真があるのですが、「高解像度(500GB/1TB)」という表現は誤解を招きそうです。)

側面の風紋デザインが個性的なモバイルハードディスクHDPH-UTシリーズをご紹介しました。奇抜なデザインは避けつつも、個性的で繊細なデザインを求める方には良い製品となるでしょう。また、現在「ミレニアム群青」のポータブルハードディスクにおいて唯一のシリーズとなっており、「ミレニアム群青」でモバイルハードディスクを求める場合には、重要な製品となっています。

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Let’s note XZ「カシスブルー」に似た色の周辺機器

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Let’s note XZ「カシスブルー」に似た色の周辺機器

パナソニックのLet’s note XZシリーズは、他のLet’s noteシリーズと比べてカラーバリエーションが少なめですが、新色の「カシスブルー」が登場しています。Let’s noteの定番カラー「サンダーブルー」より紫に寄った個性的な色で、類似の色の製品を探しにくくなっていますが、ここでは、類似の色の製品をご紹介します。

現時点ではマウスであるサンワサプライのMA-125HNV「ネイビー」くらいしかありません。「ネイビー」すなわち紺色と名付けられてはいますが、一般的な紺色より明らかに紫に寄った色となっています。多少パールのような質感があり、見る角度によってわずかに色合いが変化します。特徴としては、有線式、左右対称の形状、チルトなしホイール、ダブルクリック用ボタンなどが挙げられます。なお、この製品の無線タイプMA-WBL26NV「ネイビー」もあるのですが、MA-125HNVの「ネイビー」とは色合いが異なり、「カシスブルー」と色を合わせることができないので注意が必要です。